基本情報技術者試験の合格率を80%高める方法<体験から5ステップで解説>

ITスキル

IT業界の運転免許証ともいわれる「基本情報技術者試験」。IT業界を目指す方なら一度は受験した人も多いはず。私は文系でIT初心者だがこの資格を保有している。しっかりと勉強をして合格するための方法と考え方を体験ベースでご紹介しします。

基本情報技術者試験の合格率を80%高める方法<体験から5ステップで解説>

基本情報合格率アップその① 試験に合格できた3つの理由

私は社会人1年目の秋、基本情報技術者試験に合格しました。試験回数は2回。2回目での合格。1回目の時は、ITのイロハもわからない状況の中、とにかく頑張ってみたが「アルゴリズム」といったIT独特の専門用語に苦戦。だからこそお伝えしたい、合格できた理由。

  1. 1回目の悔しさをバネに試験勉強をした 【その①へ】
  2. がんばる個所を絞って取り組んだ 【その②へ】
  3. よく読むことを心掛けた  【その⑤へ】

以上の3つです。2つ目と3つ目の理由は、その②、その⑤で解説します。

まず社会人1年目の春に受験をしましたが、この時は惨敗。正直わからなさ過ぎて、早く席を退出しました。絶対に落ちてる確信のもと・・・。しかし、落ちたことは悔しかった。1か月前からそれなりの時間を勉強をしてきましたが、IT初心者の私にとっては、全然足りない勉強時間でした。

そこから「絶対に合格してみせる」と意気込んで臨んだ2回目の試験。この気持ちがなければ合格は難しかったでしょう。そう、まずはその気持ちこそが大切です。

【合格したい気持ち】こそが合格への第一歩です。

基本情報合格率アップその② 全部がんばらない。戦略をたてよう!

合格するポイントは「全部がんばらない」ことです。

理由は試験項目が多いですが、合格するには【60% 】 だからです。つまり「40%は弱みに充てられる」と考えましょう。(そりゃ、80点90点取れたら優秀かもしれませんが、IT業界は試験を持っていることが目的ではないので、サクッと勉強して取得する方が有意義だと考えます。)

なんせ以下のようにたくさんの項目があります。そこで以下のようにざっくりと意識を振り分けます。(実際に過去問を問いてみてから判断するのもおススメ)

  • ソフトウェア・ハードウェア ←ここは多少頑張る
  • データベース ←よくわからない
  • ネットワーク ←よくわからない
  • 情報セキュリティ ←暗号化とか重要だから重点的に
  • アルゴリズム  ←全然わからないから、捨てよう
  • ソフトウェア設計 ←よく読めばわかるかなあ?
  • ソフトウェア開発 ←どうだっけ?
  • マネジメント(プロジェクトマネジメント、サービスマネジメント)←読めばわかるから重点的に
  • ストラテジ(システム戦略、経営戦略)←読めばわかるけど難しいから後回し

このように、自分で「どこを重点的にやって、どこを軽くで済ませるのか」を決めてから勉強を進めると良いでしょう。

★特に、午後の記述系試験については、アルゴリズムなのか、表計算なのか、選択する部分を決めて勉強した方が効率的です。

基本情報合格率アップその③ 勉強時間をスケジューリングしよう【

戦略が立てられたら、次はスケジュールです。1日の間にどれぐらい勉強の時間に充てるのかを決めましょう。

おススメは「通勤時間を活用すること」「過去問は土日にガッツリやる週をつくること

私がやっていたのは通勤時間に午前試験にでる「用語系」を試験本で学習、土日を利用して過去問を問いてみるです。

また試験の3か月前ぐらいから本格化させ、1か月前は試験勉強に集中することも大切です。(個人の知識量によりけるですが)

それ以外は自分の趣味にあてても構いません(年中がんばるのは難しいですからね・・・)

基本情報合格率アップその④ 過去問を重点的にやろう

実際には過去問を問いてみることがおススメです。過去問だと「仕事に生かせるの?」とか考えがちですが、とにかく試験を受けるということは、試験に合格することが大事なので、仕事に生かすかどうかは、仕事中に考えて、試験勉強では合格することを目的にしましょう。

過去問はおよそ10年分実施するのが良いですね。10年もやれば、情報処理試験独特の言い回し、同じ問題等に巡り合い、徐々に合格への確率が高まっていくと思います。

以下のサイトより印刷可能です。とにかく解きまくることが大切です。

IPAサイトの過去問 「https://www.jitec.ipa.go.jp/1_04hanni_sukiru/_index_mondai.html

ただ、解説が微妙なため、やはり参考書は必要かもしれません。

基本情報合格率アップその⑤ よく読むこと!読解力を鍛えよう

基本情報処理試験で重要なのは「よく読むこと」です。

特に午後問題がそうなのですが、表計算やプロジェクトマネジメント系の問題は読解力があれば、点が取れてしまいます。実際私は午後の問題で、アルゴリズム系は全滅でしたが、他の読解系問題を全問正解し、ぎりぎり60%合格しました。

過去問を問いて文章に慣れておき、試験本番では読み落とししないこと」が合格へのカギとなります。

 

読解力を鍛えるには、過去問を解くことが近道です。午前問題でもたまにわかりにくい文章になっている問題もあるので、慣れるためにも過去問を解きまくりましょう!

基本情報技術者試験の合格率を80%高める方法:まとめ

いかがでしたでしょうか? 基本情報処理試験に合格するための方法をまとめましょう。

  1. 試験に合格したい気持ちをハッキリともつこと
  2. 重点的に勉強する箇所を見極めて、集中的に学習を進めること【3か月前本格化、1か月前から集中】
  3. 10年分の過去問を解きまくり、読解力を高める!

以上です。試験勉強はなかなか大変だと思いますが、基本情報処理試験に合格していれば、仕事案件への受入れも広がり、また会社によっては給与や一時金への待遇があると思うので、それに向けて挑戦してみてください!