自宅のパソコンの寿命がきたため、自作PCを構築ことにしました。東京の秋葉原にて値段交渉をし、13万円以下で買い揃えたパーツ群の組み立て手順を紹介します。要件はDTM用で「メモリ32GB」。IT未経験の方でもパソコンのハードウェアや内部構造を理解することに繋がりますので、ぜひ挑戦してみてください。
自作PCパーツの組み立て手順【写真で解説】tuf h370-pro gamingメモリ32GB
【準備】パソコンパーツの確認
自作PCを作るために、まずはPCパーツの購入が必要だ。今回は趣味で「メモリ32GB」のスペックが必要だったので、パーツを購入し、自作PCを組み立てることとなった。
勿論ネットでも買えるが、メモリ32GBはほとんど売られていない上に、税込140,000はする。そこで予算を抑えるために試行錯誤した結果、秋葉原のパソコン工房にて安く購入することが出来た。実際に購入したパーツは以下。
- メモリ32GB(crucial 16GB×2枚)
- CPU Intel Core i7-9700
- マザーボード「TUF H370-Pro Gaming」
- SSD 1TB
- CPUファン 「虎徹 Mark2」
- DVDドライブ
- 電源ユニット「Antec NE 550G」
- PCケース「黒鉄」
- PCモニタ「BenQ 23.8V型」
以上で約12万円代に収まった。たまたまセールで重なって他店よりも安く購入することができありがたかった。今の時代、SSDの1TBが12,000円で購入できるのだからビックリする。

その他の道具
- プラスドライバー(長め) ※PCケースにマザーボードつける時に長くないと届かない
- ラジオペンチ(何かと便利)
- ニッパー(不要な道具を切る)
- 結束バンド(ケーブルを束ねる)
- 静電気防止用具(手袋か、スプレーか、水分か)
静電気対策はした方がいいだろうが、服を静電気が起きにくい素材(ジーパンなど)にしたり、こまめに壁やドアノブを触ったりで防ぐことが可能。私は素手でやった。
自作パソコンの組み立て【開始】
①マザーボードにCPUを取り付ける
まずはマザーボードにCPUを取り付ける。マザーボードのCPU版を開けたら、CPUをそっとはめこむ。
マザーボードを準備する。

CPUのはめ込み箇所を開けて、CPUをそっと置いて、蓋をする。

②CPUファンをマザーボードに取り付ける
「虎徹」付属の金具を取り付ける。そしてステンレスのでかい物を取り付ける。(これが苦戦した。なんせ虎徹が結構でかい。)


そして最後に、ファン部分を取り付ける。ファンは針金で止める。結構しっかり目に引っ張らないと、取り付けられない。

CPUファンケーブルをマザーボードに取り付ける。(マザーボードにちっちゃく「CPU FAN」と書いてある)

③メモリをマザーボードに取り付ける
メモリを取り付ける。A2とB2に取り付ける。(A1とB2とか数字の違う組み合わせはデュアル動作しないので注意)

④SSDをマザーボードに取り付ける
次にSSDを取り付ける。(今回はマザーボードに直接取り付けるM.2なので、こんな感じ)こいつを支えるネジを見つけるのに苦労した。


これでマザーボードは完成。
⑤ステンレスパネルをPCケースに取り付ける
早速、PCケースに取り付けていこう。まずは裏のステンレスパネルを取り付ける。ここで穴の真ん中で雑草のように生えてる(折れてるやつ)は邪魔なので、最初に切って置いた方がいいと思った。うまくハマればそのままでもいいんだろうけど。

⑥マザーボードをPCケースに取り付ける
次にマザーボードを取り付ける。

キレイに収まった。PCケースの中の大きさによっては入らないので、購入時に店員さんに確認しておこう。
⑦電源ユニットをPCケースに取り付ける
次に電源ユニットを取り付ける。


⑧ケーブル類をマザーボードに接続する
ケーブルを接続する。どこに接続したらいいのか分からなかった。ケーブルには「PowerLED」とか書いてある。マザーボードの説明書を見れば、どこに挿せばいいのかがわかる。
電源ケーブルはマザーボード用24ピンのが1本。CPU電源用に8ピン1本を接続する。この8ピンがマザーボードの、画面から見て左上に付いていて、かなりギリギリだった。(しかもファンがデカすぎて手が入りにくい。)

⑨DVDドライブをPCケース取り付ける
DVDドライブは、PCケースの前部分を開ける。(下から割と強めの力で引っ張れば開く。)

これで完成。

⑩電源ON
では早速、起動してみよう。
電源・・・ON・・・。
ガガガ、うぃーん。
色が付いた。

そして画面が表示された。(一安心)

BIOS画面を進むと、認識されてるデバイスが表示される。ここでCPU、メモリ、ファンの数など、取り付けた製品が全て認識されてることを確認する。

⑪WindowsOS(今回はWindows10)をインストール
パソコンが起動したので、OS(Windows10)をインストールしよう。今やこんな小さいUSBで簡単にインストールできる。
画面にしたがって「カスタムインストール」すれば楽に導入できるはずだ。



ようやく自作PCが完成。
自作PCパーツ組み立て手順【まとめ】
説明書を読んだり、パソコンで調べたり、4時間ぐらいかかった。しかし動いた時は気持ちいい。メモリ32GBなので動作も楽である。より日々の生活が快適になるだろう。
グラフィックやHDDは積んでないけどこれから増設も可能。あこれから10年以上はお世話になりたい。
以上で自作PCの組み立ては完了である。主に説明書を見ればできる箇所は省いている。もし作成でお困りの方がいたら一報いただければと思う。