今回は作曲アプリ『Medly』の使い方をご紹介します。「スマホアプリでどんなことができるの?」「作曲ってめんどくさいんじゃないの?」そんなお悩みにお答えします。使い方はシンプルで簡単で、誰にでも作曲ができるので。機能の使い方と完成した曲の配信方法、活用方法を解説いたします。
本記事のポイント
・『Medly』のできることを解説
・『Medly』の使い方を解説
・『Medly』で作った曲の配信方法を解説
※2020年4月現在『Medly』はiphoneにしか提供されていないようです。以下のリンクでGooglePlayからはダウンロードできないのでご容赦願います。

iphoneで作曲アプリ『Medly』を使ってみた!機能と使い方を解説
さっそく『Medly』でできることをご紹介します。
iphone作曲アプリ『Medly』でできること
主な機能は以下の4つ。これが『Medly』でできることになります。
・ループトラックがつくれる
・サウンドトラックがつくれる
・MIDIファイルをアップロードできる
・SoundCloudへの配信やWAV/M4Aファイルへ変換できる
詳しく解説していきましょう。
『Medly』の音源の種類と音量調整
iphoneアプリ『Medly』はスマホで作曲ができるアプリの一つです。スマホ画面をタップしたり、スライドしたりすることで、音をつくることができます。
パート | 音源の種類 |
オーディオ | オーディオ |
リード | ウォンプ、アシッド、クロス |
シンセサイザー | リーブ、チップ |
プラック | オーラ |
ベース | ストーム、スライド
ディープ、ブレンド シカゴ、クランク |
ピアノ | ハイ
ロウ |
ドラム | EDM |
以上のように、ドラム、ベース、シンセサイザー、リードがあるため、曲としてまとめることも可能です。これらは無料版の音源です。
『Medly』の音の迫力はなかなかしっかりとしたシンセサウンドとなっています。ベロシティは3段階に調節可能。強弱をつけたサウンドを作曲することもできます。使い方は下の「使い方」で解説しています。
無料版の場合、「スターター」という音源で上記の表の通りです。有料版(会員)になると「桜」「ヌー・ディスコ」「カーニバル」など幅が広がるようですが今回は無料版で作成しました。

SoundCloudへのアップロードも可能
また作成した音楽は、SoundCloudへ直接アップロードできます。その手順は以下で説明します。パソコンがなくてもアップロード可能なので、SoundCloudで自分の音楽アイデアを溜めておくことも可能です。
『Medly』の使い方
ここでは使い方をご紹介します。
トラックに音源挿入、打ち込み
トラックに音源を挿入して行きます。左下の「+ボタン」からトラックを追加できます。追加できる音源は上の表に記載したものです。ドラム、ベース、シンセサイザーなど主要音源を挿入します。
上の「01」と書いてあるのがひとつの塊になっていて「一小節」分です。

箱をダブルタップすると以下のような1/16分割のマス目が表示されます。タップすれば音に変わります。ハイハットやシンバルの音だけでも鳴り方が違うので、いろいろ組み合わせていくと面白いことになりそうです。

トラックのコピー、テンポの調整
1/16分割画面で入力し、元のトラック画面に戻ります。「箱」を長押しすれば箱ごとにコピー、貼り付けが可能です。
例えばドラム、ベースなどループで回した箇所はコピー&ペーストで作業効率化していきましょう。

右上の機械マークから、BPM(テンポ)、キー、音調を変更することができます。キーの変更はボタン一つでできるので、雰囲気を決める際にとても便利ですね。

『Medly」で完成した曲(サンプル)
作成した曲は以下のような感じです。8小節だけ作成してみました。1時間程度で作成。
【完成曲】
自分好みの曲をいつでも作れるのは有り難いですし、アイデアを簡単に入力するのにも使えます。音の重なりをチェックできないのは痛いですね。
完成ファイルの容量が大きいときはコンバータでMP3へ
ファイルは「M4A」か「WAV」なのでサイズは大きめになります。サイズが大きいとファイルサーバにも影響が出るので、ファイルサイズを小さくしたい方は以下のようなコンバータサイトを活用してみてください。
【Online Audio Converter】(外部サイトへ移動します)
『Medly』で作曲したファイルを配信する方法
SoundCloudへアップしよう
作曲した音源はSoundCloudにアップロードすることができます。

SoundCloudのアカウントを作成しておけば、『Medly』で作成した曲を瞬時にアップロード可能です。いちいちGoogleDriveなどにアップしなくてもいいので一手間省けます。これは嬉しい機能ですよね!
MIDIファイルへ変換し、DAWソフトへの引継ぎも可能
作成した音源はMIDIファイルへ変換することもできます。大まかに打ち込んでおいてDAWソフトへ流すことも一つの使い道ですね。このような流れになります。
スマホ⇨GoogleDrive⇨パソコンからファイルダウンロード→DAWソフトで読込

MIDIファイルを取り込んだ結果、問題なく取り込めていますね。後は音を割り当てて通常通り、DAWソフトでの打ち込みを開始です。
ただしやっぱりスマホで作曲する音源には限界があります。音の重なり、配置替え、音の作り込みができないからです。プリセットで作成するのはあくまで素案レベルです。もし作曲がしたいならDTMを始める検討も推奨します。もっと作り込みたい、DTMを試してみたい方は、以下の記事を参考にしてみてください。
すでにDTMをお持ちの方は、iphoneアプリをどのように使うか、作業効率を早めるために使うのか、素案を打ち込むために使うのか、いろんな使い方が検討できますね。
『Medly』の使い方とレビューまとめ
iphoneアプリ『Medly』を使った作曲方法をまとめます。
・ループトラック、サウンドトラックが簡単に作れる
・音源はしっかりして、無料音源でも十分作曲可能。
・ベロシティも三段階調節できる
・MIDIファイル、 M4A、WAVEファイルに変換できる
・SoundCloudに即アップロードできる
いかがでしたでしょうか?『Medly』を使ってみて最初に思ったのは「意外と音がしっかりしてる!」という感じでした。シンセの音もそうですし、プリセットで入ってるオーディオトラックもかっこいいものが多かったです。
「作曲したいけどいきなりDTM環境は・・・」とか「とりあえず作曲してみたい!」という人にはおすすめできるアプリです。スマホだとタップしにくいのでストレスが溜まるかもしれませんので、iPadがあるならそちらで作成される方がいいかもしれません。
ぜひ日常生活に作曲を取り入れて、楽しい日々を過ごしてくださいね!今回は以上です。ご精読ありがとうございました。
