「自作PCで必要なものはなに?」
「どうしたら安くパーツを買い揃えられるの?」
「値切りたいけどパソコン専門店は値切りしてくれるの?」
このようなお悩みにお答えします!
僕は2回ほど自宅用のPCを自作しました。その際、少しでも安く購入するために色々調べまわったノウハウをお伝えします。
「少しでも安くしたいので自作PCの購入をしている方」「勉強も兼ねて自作PCを作りたい方」へ向けて以下のポイントをお伝えします。
・自作PCパーツはどの方法で買うのがよいか
・パソコン専門店では値切れるのか?
・割引やまとめ買いを駆使したおすすめの購入方法
この辺りを実体験から解説していきます。
自作PCで必要なものは?【あなたの理想です】
自作PCに必要なものは「あなたの理想です」と、ばかげたタイトルですが、僕は2回ほど自作PCを作る前にこんなことを思っていました。
自作PCを作れたら、スキルアップできるかも?
そんな思いで始めました。
実際、自分でパソコンを作ってみて、ようやくパソコンの中をより想像し、仕事にも役立ちました。
特に文系出身からIT業界へ入られた方は自作PCを作ると、比較的簡単にハードウェアの知識がつくのでおすすめです。
自作PCに向いてる人
自作PCを作るべき人は3パターンに分かれると考えています。
①自作PCをとりあえず作ってみたい
➡自作PCを作ろう
②パソコンやITの知識に今よりも詳しくなりたい
➡自作PCを作ろう
③イラストレーター、ゲーム、DTMなどを本格的に取り組みたい
1)BPOパソコンを買うお金がある(予算が20万ぐらい)
➡ BPOパソコンを買おう
2)BPOパソコンを買うお金を少しでも減らしたい(予算15万ぐらい)
➡ 自作PCでもいいかもしれないけど、めんどくさいよ?
3) ①②の気持ちも少しはある
➡ 自作PCを作ろう
それ以外のビジネスだけで使用するだけという方は、特に自作PCを作らなくても良いと思います。
①②③に当てはまる人は、絶対に自作PCを作るべきです。あなたの予算が許すかぎり。
もし自作PCを組み立てしてみたいけど自信がない」という方は『自作PCパーツの組み立て手順【写真で解説】tuf h370-pro gamingとメモリ32GB』で、これからやることをシミュレーションしてみてください。
自作PCをすれば間違いなくパソコンに詳しくなりますし、できた時は本当に爽快です。
自作PCで必要なものは?初心者でも分かる【パーツの買い方】
それでは早速、みなさんが少しでも理想に近づくために、より高性能のスペック、かつ安く、確実に損しない知識をお伝えします。
色々な方法を調査した結果、以下の方法が最も安く、知識が深められる購入方法です。
自作PCパーツを一番格安で買う方法【結論】
結論から申しますとこちらです。
パソコン専門店でのセール、セット割を活用したまとめ買い
結論は、専門店でのまとめ買いですが、行き着いた先がこの方法でした。
本当は【店頭でのまとめ買い】が一番おすすめなのですが、こうなればネットでのセール、セット割を使うしかありません!
僕が検討したの以下の3つです。
・ネットでBPOパソコンを購入する
・ネットで各パーツをまとめ買い ※おすすめ
・パソコン専門店で値切る
・パソコン専門店を複数回って一番安いのを探す ※おすすめ
特別な方法ではありませんが、実際、パソコン専門店などへ行き、購入する方はどれだけいるでしょうか?普通に買うならネットで購入するところですね。
パソコン専門店で値切るのには限界があります。
既に組み立てられたPC、メモリ8GB、16GBなどであれば、値切ることは可能です。
しかし自作PCでパーツを買い集めるなら、パーツ1つ1つの値段はメーカーで卸値のような形で毎日変動するものになるので、1個1個の値下げはできないのが普通です。
3店舗回って、どこでお願いしても同じ回答でした。
僕の場合は3店舗走り回って、交渉して値切ってたどり着いた先がここでした。
とある店舗では
「うちではこれ以上、安くできません・・・。すみません。個別パーツはメーカーが決めているので・・・ほかのところに行けば安くなるかもしれません。」
と教えてくれ、たどり着いた先は「パソコン工房」でした。
店頭まとめ買い vs ネットパーツ購入【比較】
以下のパソコンパーツを2019年11月に東京・秋葉原の『パソコン工房』でまとめ買いした時の金額です。
<2019年11月の購入結果>
・メモリ32GB(crucial 16GB×2枚)
・CPU Intel Core i7-9700
・マザーボード「TUF H370-Pro Gaming」
・SSD 1TB
・CPUファン 「虎徹 Mark2」
・DVDドライブ
・電源ユニット「Antec NE 550G」
・PCケース「黒鉄」
・Windows10 Home OS
合計110,299円(税込)
※各パーツの明細書を無くしたので、当時のクレジット詳細から

またモニタも持っていなかったのでアマゾンでBENQ23.8V型を購入。
・PCモニタ「BenQ 23.8V型」¥ 13,110
つまり合計で123,409円でした。
「パソコン工房」で購入したときはセット割で、複数の商品、または特定のパーツを組み合わせると割引をしてくるというものでした。
2020年4月28日現在、僕が買ったパーツ群をネットで調べてみると、以下の値段になりました。
<2020年4月の価格>
・メモリ32GB(crucial 16GB×2枚) 14,980円
・CPU Intel Core i7-9700 35,980円
・マザーボード「TUF H370-Pro Gaming」 11,000円
・SSD 1TB 19,444円
・CPUファン 「虎徹 Mark2」 3,500円
・DVDドライブ 1,794円(別の商品で見積もり)
・電源ユニット「Antec NE 550G」 8,164円
・PCケース「黒鉄」 3,680円
・Windows10 Home OS 14,910円
合計124,797円(税込)
※パソコン工房、価格ドットコムで調査
※黒字は税抜価格
上記のようにモニタを抜いても、総価格はパソコン工房の店頭販売の方が安くなっています。
調査結果は、これより↓の記事で使っている写真で紹介しています。
そのため、【店頭でのまとめ買い】を一番推奨したいのですが、あいにくの自宅待機で購入できないと思われますので、ネットでのセールで同じように購入するしかないのが現状。悲し・・・。
自作PCで必要なものは、このパーツ!
すでに紹介しましたが、自作PCで必要なものはこちらになります。
それぞれのパーツで最低限必要なスペックをまとめておきます。
パーツ種類 | 推奨スペック |
メモリ | ビジネス用 4GB~8GB
ゲーム、音楽16GB~32GB |
CPU | Intel Core i5以上
それ同等の他社製品 デザイン用ならCorei7以上 |
マザーボード | SSD、メモリ4枚、USBなど
搭載できれば基本OK |
SSD | 500MG以上 |
HDD | 2TB以上 |
CPUファン | – |
DVDドライブ | – |
電源ユニット | ゲーム、音楽するなら
80+ GOLD認証 |
PCケース | マザーボードが対応してるもの |
Windows10 Home OS | – |
PCモニタ | – |
推奨のスペックは以上のような感じになります。
「-(ハイフン)」の箇所は、優先度を下げ、ご自分の好みで決定されるのがよいかと思います。
メモリ

メモリは用途で決めましょう。
ゲームや音楽目的なら間違いなく16GB以上がおすすめです。正直16GBでも物足りない可能性があります。
お金に余裕があるなら32GB以上をおすすめします。
しかし32GBのパソコンは需要が多いわけではないのでセールになりにくいです。
方法としては以下の2パターンがあげられます。
①ネット通販でBTOパソコン(組み立て済)のメモリ16GBを購入し、単体パーツで16GBメモリを別購入し、自分で取り付ける
②そもそもBTPパソコンじゃなく、1から組み立てる自作PCで32GB分のメモリを買う
CPU

CPUはIntelCore i5ほどあれば十分でしょう。
あくまで推奨ですが、Adbeなどでイラストデザインを目的にされる場合、CPUを向上させておくとストレス少なく作業ができます。
推奨はIntel Core i5以上、できればi7以上がいいですね。
余裕があればi9とか試してみたいけど、i7-9700でも体感はすごく楽ですね。
PC自由帳さんの記事「CPU性能比較表【2020年最新版】」ではCPUの性能比較がされています。
マザーボード
マザーボードは購入するCPUやメモリが搭載できるものを選びましょう。
種類としては「Z」と「H」があります。
Z | 新しく、性能が良い |
H | Zより性能は低く、安い |
僕は「H」を使っていますが、DTMをする程度ならなんら問題ありません。

予算に合うもの、かつパーツがしっかり乗るものがおすすめです。
WIFI機能がついてるものとついていないものがあるので、注意しましょう。
またマザーボードは搭載できるパーツの種類が決められています。
「TUF H370-PRO GAMING」の場合、このような感じですね。

対応メモリ、サポートメモリ、フォームファクタは絶対に確認しておきましょう。
PCケース
PCケースは、購入したパーツ群がちゃんと入るかどうかが重要です。
PCケースの種類はマザーボードの種類によって変わります。
Mini-ITXマザーボード、MicroATXマザーボード、ATXマザーボード
例えば「黒鉄」の場合は、Mini-ITX、MicroATX、ATXのすべてに対応していますね。

ちなみに僕のマザーボード「TUF H370-PRO GAMING」は「ATX」ですね。

またDVDドライブ、SSD、HDD、USBの数はチェックしておきましょう。

特にマザーボードの種類によっては入らない組み合わせがあるので、不安であればパソコン専門店のカスタマーセンターにお問い合わせするのが安心ですね。
僕もここはパソコン工房の店員さんに聞きまくりました。
PCケースのデザインを気にするなら、パーツが見えるものもありますよ。
SSD、HDD

SSDとHDDは「データ格納庫」のことですね。
最近ではSSDが1TB10,000円など凄く安くなっているので、Windows10のインストール先をSSD、他のデータ保管庫にHDDにしておくのがよいでしょう。
HDDは、SSDより読み出し、書き込みのスピードが遅いのですが、その分だけ値段が下がります。
SSD | 値段が高く、スピードが速い |
HDD | 値段が安く、スピードはSSDに劣る |
2010年~2015年ほどはSSDがすごく重宝されて、値段もすごく高かったのですが最近では横並び傾向。
特に、SSDの後継でSSDよりもさらに高速な「M.2(エムドットツー)」が登場し、安くなった経緯があります。
DVDドライブ
こちらもPCケースに搭載できるか確認しておきましょう。
下記ASUSのDVDドライブの場合、PCケースに搭載するものは5インチが多いですね。
四角い箱型のものです。

電源ユニット
電源ユニットはできればGOLD認証以上の物を選びましょう。
数値が高い方が耐久性があります。
GOLD認証であれば耐久性に優れているので5年~10年と最低保証期間が長くなります。
下記の図は電源ユニットの寿命についてまとめられた記事ですが、Goldは真ん中に位置しています。
『80PLUS認証電源の種類と電気代比較と寿命について』BTOパソコン.JPより
パソコンは劣化ものですから、安い電源ユニットを購入すると3年で交換しないといけなくなります。
寿命は目に見えないので判断しにくいですが、80PLUSGoldランクあたりであれば、コスパ的にも大丈夫です。
自作PCで必要なものは?パーツの買い方【まとめ】
本当は店頭でのまとめ買いをおすすめしたかったのですが、おそらくコロナの影響で店頭購入が難しくなってくるのは間違いないでしょう。
そのためネット通販でパーツを購入し自作PCを作ることをおすすめします。
もちろんBTOパソコンでもOKです。ご自分の予算と推奨スペックとを考えながら、妥協点をみつけていきましょう。
【パソコン工房】安くて保障バッチリ、安心の老舗メーカーですね。
【ドスパラ】こちらも有名な老舗メーカー。問題ないかと。
【マウスコンピュータ】こちらも最近とても有名ですね。ちょっと高めですが高品質
【サイコム】こちは玄人向け、高品質でサイトが凝ってる
各社GWセール、会員限定セールを実施中です。
詳しくは各社のホームページで確認してみてください。
自作パソコンでパーツ集めならパソコン工房、ドスパラあたりがメジャーで人気があって手を付けやすいですね。
個人的にはマウスコンピュータのBTPパソコンを買いたいところですが他と比べるとちょい高い。けどBTPパソコンとしては評判がいいところ。
サイコムは買ったことないけど玄人感満載のホームぺージで気になる。
今回は以上です!ご精読ありがとうございました。