CentOS8の開発・サポートが2021年末に終了すると言われ、CentOSを商用利用していた方々にとっては衝撃のニュースだったことでしょう。
CentOS8の開発・サポート終了に関する情報は『CentOS8が2021年末にサポート終了。CentOS8の代替製品は!?Alma、Rocky、Oracle?』にてまとめておりますので、気になる方はご一読くださいませ。
さて、今回はCentOS8の代替製品となるAlamaLinux8.4のダウンロードとインストール方法についてお伝えします。
難しいことは一切なく、今までのCentOS8と同じ方法でインストールできますので、ご安心ください。
AlmaLinux8.4の公式ホームページからダウンロード
AlmaLinuxのISOイメージファイルは、公式ホームページ(https://almalinux.org/)からダウンロードできます。

公式ホームページのトップから「DOWNLOAD」をクリックします。
ISOのリンク画面に飛びますから、「8.4」か「8.3」をクリックします。(2021年6月時点)

次にISOファイル提供元のリンクが複数あるので、お好きのところをクリックしてください。
私は「ftp.riken.jp」にしました。

ISOリンク集が表示されるので、「AlmaLinux-8.4-x86_64-dvd.iso」をクリックしましょう。(ダウンロードが開始されます。)

以上でISOイメージファイルのダウンロードは完了です。
AlmaLinux8.4をVirtualBoxにインストールする
次にAlmaLinuxをVirtualBOXにインストールしていきます。
VirtualBOXに仮想マシンを作成
まずVirtualBOXで適当な仮想マシンを作成します。
(私の場合は、ディスク8GBのLinuxマシンを作成)

仮想マシンの「設定」ボタンから「ストレージ」を選択し、ストレージデバイス欄から「空」を選択します。
右側に表示された「光学ドライブ」右のCDマークをクリックし⇒「仮想光学ディスクファイルを選択」から、先ほどダウンロードしたISOファイルを選択します。

ストレージデバイス欄にISOファイルが表示されたら、「OK」をクリックし、「起動」ボタンを押します。


AlmaLinuxのセットアップ画面
起動したらインストール画面です。
いつも通り、「Install AlmaLinux8.4」を選択します。

最初に「言語」を選択できますので、「日本語」を選び、「続行」ボタンを押します。

「インストール概要」画面で諸々の設定をしていきます。

「日付と時刻」ですね。
地域:アジア
都市:東京

「インストール先」の設定です。
このまま完了を押すと、次の画面に示す、「インストールオプション」画面が表示されます。

「インストールオプション画面」
どうやら「8GBのディスク」が原因のようですね。
最低でも11.3GiBは必要とか。ほんと?
「キャンセルしてさらにディスクを追加」をクリックしましょう。

「ローカルの標準ディスク」のディスクを選択した状態で、「完了」を押すと問題なくインストールできます。

「ソフトウェアの選択」です。
ここは「最小限のインストール」を選択します。
(ここは利用したい用途によって選択してください。)

「ユーザーの設定」で「rootパスワード」をクリックします。

任意のパスワードを設定してください。

設定が完了したら「インストールの開始」を押しましょう!

インストールが完了したら「システムの再起動」をクリックし、AlmaLinuxを起動させましょう。
(画面が切れていてすみません。VirtualBoxの設定です。)

再起動後、rootパスワードでログインできるかと思います。
うむ、AlmaLinux8.4と表示されていますね。

適当にフォルダを確認するも、今までのLinuxとなんら変わらなさそう。
リポジトリとかは変わっているはず。

shutdownコマンドでシステム停止してみます。

問題なく停止できますね。
Linux8ではVirtualBOXインストール時に、普通にインストールできないバグ等があった気がしたのですが、今回のAlmaLinux8.4は何の問題もなくインストールできてしまいました。

これでいつでもAlmaLinuxが使えるようになりましたね。
最後に
さていかがでしたでしょうか。これでAlmaLinuxと聞いても「何それ?」と言わなくて済みそうですね。
今はまだCentOSから代替製品が出てきて間もないので、そこまで厄介ごとはないのですが、これがOSごとに違う機能が出てきたときに面倒だなと。
「こちらのOSでは対応してるけど、こちらのOSでは対応してないじゃん!」というのが面倒くさいなと。
ですが、各企業ともLinuxに自負とプライドがあると思うので、更なる発展のために開発競争を進めていってほしい、というのもエンジニアとしては望むところですね。
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